2009年04月03日

3/31 ロス/J J Caleを聞きに

皆さんからSXSWのレポートが無いとしかられている私ですが、毎日のライブで(といっても私が演奏してる訳ではないのですが)体と頭がくたくただったので今度まとめて書きます.さて昨日30日、20人以上のツアーメンバーが日本へ帰った。という私は5年ぶりのJ J Caleのライブがロスから車で1時間半ほどのSan Juan Capistranoという街に有るCoach Houseと言うライブハウスであるというので行って来た。マッケーブスと言うロスのギターショッップで金曜日に始まったと言う今回のウエストコーストのツアーだから今日はツアー4日目だ。マッケイブスも含めて今回は比較的小さい所でのツアーだとマネージャーが言っていた。そのせいか各会場ともチケットは即完売らしく今回はマネージャーに頼んでゲストで入れてもらった。
その会場はカントリー風と言うかログハウス的な作りの店で壁には有名なアーチスト(ロックアーチストに混じってかなりルーツ系やカントリーアーチストが多かった)のサイン入りの写真がいっぱいに飾られていてダグ・サムやケイト&アン・マクリゲルなどもあったからかなり前から営業していると思える.客席は6,700人といったところだが、ほとんどの客が食事や飲み物を飲むので席は長い机にイスと言う基本的に座ってみるスタイルだ。会場に入って先ず感じたのは客の年齢雄が非常に高いという事だ.まあトムスキャビンも同じようだからあまり驚かないがこちらでは珍しい.多分即完売という事で彼を知っている往年のファンがチケットを買ってしまったという事か?またもちろん音楽製からいっても男性が多いのは分るがその男性が皆さん奥さんやガールフレンド連れなのだ。そこら辺が日本と違う所だろうか。

この数年CDは出していたのにライブはやっていなかったそうで、JJにとってはなんと5年ぶりのそれもCD発売に絡めてのツアーだそうだ。前座の女の子のシンガー・ソングライターが演奏した後バンドメンバーがゾロゾロと出てくる。バンドメンバーはかなり年のいったキーボード、ベース、ドラムスにエレキ・パーカッションと言う4人にJJ Caleのギターとボーカル。僕は多分70年代終わりか80年代の初め頃、パラミノ・クラブというロスのカントリー系のクラブで彼を見たのだが、その時は確かドラムと二人だけだったと思うが(マネージャ−にそのことをいったら多分ジム・ケルトナーと二人の時だろうと言っていた)何曲か演奏したらなんとアンプの後ろへいってそこで歌いだした。お客は一瞬騒いだがその後は何ともなかった様に姿の見えないJJの唄を聞いていたと言う経験があったので、今回はどんなステージになるんだろう期待と不安で見ていた。ショーはJJのギターから曲が始まる.ほとんどの曲がそうだから多分曲順は決めてなくバックはイントロを聴いて着いてゆくというスタイルなのだろう。曲目はおなじみのマグノリア、クレイジーママ、アフターミッドナイト、コケイン、ロール・オン等は当然の様にやった。クレージーママではお客にシングアロングさせていたのには驚いた.JJケールも丸くなったのか。後で聞いたら喉を痛めているという事だったのでそれでかもしれないが声は小さめで時としてささやく様に歌っていた。そしてほとんどの曲でソロを取る、ときどきキーボーにサインを送ってソロを取らせる.インストも2曲ほどやったが(多分1曲はNo sweat)そこでも派手な動きは無くキーボードと二人でソロを取り合って終わると言うシンプルなもの。それどもお客は皆満足しているようだ.ときどきリクエストが叫ばれるがそれには答えず淡々としたステージでライブは終わった.もちろんアンコールで2曲やったが、前日までロックのライブを見ていた僕としてはなんだか物足りない感じだったがお客さんは皆満足した顔で帰って行った。ライブの後マネージャーが楽屋でJJに紹介してくれたので日本で多くのファンが待っていると伝えた。『日本か、遠いんだよな』というのが彼から帰って来た言葉だった。帰り際にまた日本で会いましょうといったら彼は笑っていた。

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posted by 麻田 at 19:39| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
>『日本か、遠いんだよな』というのが彼から帰って来た言葉だった。

彼らしい(笑)。
けど、残念だった。
Posted by at 2013年07月30日 22:45
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