もう随分前の事になってしまったが3日続けてのライブの最後はムーンライダースでした。メンバー全員そろそろ還暦に近づいて(慶一氏もアラ6なんて言ってましたが)演奏もキャラクターも余裕を感じさせてくれた。というか60才に近くなって未だにCDを作り新しい事に挑戦していて、変に年寄りじみず、かといって俺たち年だけど頑張ってるぜという押しつけがましさも無く,このくらいの演奏はいつでもやってやるぜと言うような普通な感じが凄く良かった。WHO もKINKSもSTONESも何気ない様にライブを続けているがその実、皆、健康管理とか体調維持には気を使っているはずだ。でもそれをステージで見せないところがベテラン達の凄いとろで、あまりこの年齢層の日本のバンドを見た事が無いが、(まあ数日前にオレンジカウンティーブラザースを見たが、彼らも我が道を行くという感じで頼もしかった)ライダースのメンバーも自分たちの立ち位置を分って健康管理も演奏力の維持もきちっとやっているのだろうなと感じた。
また普段のプロデュースやミュージシャンとしてのそれぞれの個人的な仕事が,良い意味でムーンライダースというバンドにとってプラスになっているんだろうと思った。全員そろったライダースを見たのは多分10年ぶりくらいだと思うが久しぶりに聞いた白井良明のギターが凄く良かったし、あうんの呼吸というのか全員がここではライダースをやるんだと言う気持ちが凄く感じられた音になっていたと思う。バンドは長く続けて行く事が難しいといわれているが,ここまで来たら全員60歳を過ぎても活動して欲しいなと思う。
2008年12月25日
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