2008年11月26日

ジェフ&エイモス、オーティス・クレイ/ライブアルバムCD化

1979年のジェフ&エイモスと1983年のオーティス・クレイのライブ盤がCDで再発された.この2枚は僕がプロデュースしてユピテルレコードで発売したアルバムのCD化だ。
初のオリジナル紙ジャケでの発売だ。(ジェフとエイモスは以前にジャケットをエリックヴォンシュミットによるTシャツ用のイラストに変えてCD化されたことがある)。
ユピテルレコードはすでに倒産して無いので今回はユニヴァーサルレコードから発売された。僕個人としては特にオーティスの方に思い出がある。確かこれはオーティスに取って4回目のツアーであの衝撃的な日本でのデビューから5年を経てお客さんのメンフィスのハイリズムセクションでオーティスを聞きたいと言う要望に応えてやったツアーだ.チャールス/オルガン、リロイ/ベース、ティーニー/ギターのホッジス兄弟にハワード・グリムス/ドラムと言うあのハイの黄金時代を支えたリズム隊にシカゴで活動していたホーンセクション.多分あの当時考えられる最強のメンツでのライブだった。このライブCDについては鈴木啓志さんの解説を読んでもらえると良いと思うが,僕に取って一番思い出すのはサザン・オールスターズの名曲エリーをオーティスに歌ってもらった事だった。レイ・チャールスがレコーディングするずっと前で、当時は日本の曲を外人アーチストに歌ってもらう等事などあまりなかったから正直言って歌ってもらえるか心配したがオーティスは快くやってくれた。僕の友人の英語詩の聞き取りなどをやっていたリンダさんに頼んで訳詞してもらい彼女の友人であった桑田君のお姉さんを通して桑田君の許可をもらった。そのお姉さんが最近亡くなった。そして偶然にこの時のツアー中に札幌の空港でサザンとすれ違った。二人はほんのちょっとしか話すことができなかったが桑田君も喜んでくれていた。
そんな事で何かと因縁めくが僕にとっても懐かしい思い出のレコードがCD化された事は嬉しい。良かったら聞いてみてください。
ジェフ・マルダー&エイモス・ギャレット/ライブ・イン・ジャパン UPCH-20119 \2100,
ライブ・アゲイン/オーティス・クレイUPCH-20122/3 \3800

 
posted by 麻田 at 13:47| Comment(1) | TrackBack(0) | music
この記事へのコメント
昔トムズキャビン友の会に入っていた長谷と申します。ちょっと古くなるけど、マリア・マルダーやトニー・ジョー・ホワイトのコンサートを楽しませてもらいました。
さて、失礼とは存じますが、この場をお借りして、麻田さんにお伺いしたいことがあります。
トムズ・キャビンが招聘した伝説的なソウル・シンガー、O.V.ライトのライブ・イン・ジャパンの録音原盤は残っているんでしょうか?
ヨーロッパ盤でCD化されたのは知っていますが、正規のリイシューはまだのような気もしています。
麻田さんの手で、ライブ・イン・ジャパンの完全盤が出たら、歴史的事件になるかもしれないと思います。
勝手なことを書いて申し訳ありません。
最後に、ドニー・フリッツの成功をお祈りしております。
Posted by 長谷雅春 at 2009年08月11日 18:28
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