ジェフの娘のジェニー・マルダーから連絡があってデイビッド・バーンのコンサートに招待された.デイビッドも会いたがってるしという事で渋谷のAXへ行って来た。
思いのほか客が少ない.横浜はチケットが売れなくてキャンセルされたと聞いていたので心配していたが(人のライブの入りを心配するより自分のを心配しろ!ごもっともです)ここでも最近のライブ状況の厳しさを知る。でも開演直前にはそこそこ一杯になって一安心.ただ客層がほとんど40歳以上,もしかしたらもっと上かも。若い人にとってデイビット・バーンやイーノはもう過去のものなのか?そんな事を思って居たらメンバーがゾロゾロと出て来てライブはあっけなく始まった。結果から言うとデイビッドらしい良いライブだった。僕は長いギターソロとか、延々間奏が続くようなライブは好きじゃ無いし,ボーカルにコーラスが絡むのが好きなので、短い曲で間奏も少なくコーラスのふんだんな彼のライブは僕にぴったしだった.曲目はサイコー・キラーをやらなかったくらいで他の知られている曲はほとんどやった.トーキング・ヘッド時代の曲から最近のイーノとの曲まで正にベスト・オブ・デイビッド・バーン。バックバンドのメンバーもパーカッションを入れてリズムを強化しているが,元ソウルコフィンのマークのキーボードに名前は忘れたがとても良いベース、それとバーンのギターと言うシンプルな編成。それにジェニーを含めた3人のコーラス隊。マークのキーボードとパーカッションが的確なサポートで素晴らしかった。それとバーンのギターソロがエーッと思うくらい良かった。シンプルなリズムのカッティングやちょこっとマーク・リボやエイドリアン・ブルーぽい変態がかったソロが思いのほかシンプルなバンドサウンドの中で生きていて、ギタリストとしての彼を見直した。ただ何曲目からか3人のダンサーが登場。例のバーンのふにゃふにゃダンスっぽい振り付けの入ったダンスやバレーっぽい動きのダンスを披露。これは好き好きがあると思うが、僕はときどき煩わしかった。ただこれはデイビッドの考えるトータルのライブパフォーマンスなんだろう。
3回のアンコールも含めてサービス満点の良いライブだった。